めざせ複業!日記

サイボウズに勤めながら福祉業界で副業する50代の日々(今はサイボウズを退職中)

社会的弱者は一方的に支援を受ける人なのか?

本年もよろしくお願いいたします。

 

今年も、チームワークあふれる社会を創るべく、まい進していきます。

 

特に積極的に関わろうとしている福祉分野は、

高齢化時代、全員が関わる世界ですし、

社会の中でも、先んじて

労働力不足が顕在化している業界でもあります。

 

今後は更に人手不足が進みますが、

どのような対策が考えられるのでしょうか。

 

複業が当たり前の業界になっていくものと思います。

 

例えば高齢者福祉の世界では、

軽度な要介護者が、重度の要介護者の世話をするような取り組みが

始まっているようです。

 

従来のような福祉職スタッフだけで、社会から隔離して世話をする

という世界では、もうなくなってきています。

 

今後は、いろんな立場の人が、本業をもちながら、

複業という形で(これだけで生活費を稼ぐには厳しい)

高齢者福祉に携わっていかないと、

福祉サービスを提供、幸せな要介護者を生み出せないと思います。

 

障がい者福祉、児童福祉、生活困窮者福祉、父/母子家庭支援など

他の福祉分野でも、この方向に行かざるをえなくなります。

 

福祉の世界は、

別世界でもなんでもなく、一般社会なんですが、

インクルージョンな(共生する)社会を目指しています。

多分。

 

それは

社会的弱者が、一方的に支援を受ける立場ではなく

個々人の特性に応じて役割分担して、

全員が幸せに過ごせる社会を成り立たせることだと理解しています。

 

そのためには、

得意なスキルや役割を細切れで社会に提供する仕組みが必要で、

それは複業が当たり前の社会の仕組みなんだろうと思います。

 

さて、

チームには、共通の目的とメンバー毎の役割分担があるのですが、

社会的弱者の役割ってなんでしょう。

 

チームを作り、人との関わりを作ること

ではないかと思います。

社会的弱者のAさんがいるから、チームが作られます。

そこにサービスのニーズが生まれていますし、

社会的な人間関係が生まれています。

 

そのチームの共通の目的はというと。

これまでは、

Aさんが幸せに人生を過ごすことと思っていたのですが、

最近は、

Aさんが作ったチームメンバー(AさんとAさんに関わる人)

全員が、社会的な人間関係の中で、幸せになること

ではないかと、思っております。

 

WHOの“健康“の定義でも、身体的、精神的健康と、豊かな人間関係です。

 

また、

Aさんは、他のチームのメンバーとしても関われると思います。

足腰が弱っても、手だけでできる仕事(役割)があるでしょうし、

手が動かなくなったら口だけでできる仕事(役割)があります。

 

複数のチームが、関係しながら、チームワークを発揮して

メンバー全員が幸せになる社会が理想です。

まだまだ、一般論ですが、実践していきたいと思います。

 

~おまけ

支援と役割分担って相いれない気がします。

支援者が一方的に支援するのでは、継続しないですよね。

もちろん仕事にされている方はお金を対価にもらえますが、

お金以外に支援者が受け取っている価値が大きいと思います。

社会的な人間関係や自己実現感なのか何なのか。

共生社会は、ともに生きる(与え与えられている)ということなので。

今後、この辺を深掘っていきたいです。