めざせ複業!日記

サイボウズに勤めながら福祉業界で副業する50代の日々(今はサイボウズを退職中)

複業を阻害するもの

先日、練馬区光が丘の子育てママ世代

働き方改革のお話ししました。

 

普段接触がないこの世代に受けるネタがない。。。。。

ひきだしを増やさないと。

 

驚いたのは、

ママさんたちが、

「フルタイムで働かないと(会社に)申し訳ない」

と発言したこと

 

えっ、

子育てなど主婦業は忙しいですよね、

お子さんとの時間を大切にしたいともおっしゃってましたよね、

無理してフルタイムでなくてもよいのでは。

子育ては何より重要だと思いますよ。

 

会社側だけではなく、

働く側の固定観念(フルタイムが偉い)も

変えていかないといけないなあ、と実感しました。

 

その翌日は、

㈱ヒキダシ主催のミドルシニア向け複業イベントで登壇したところ、

大企業の人が多くびっくりしました。

皆さん我が事として熱量が高かったです。

 

ちなみにリンクは、パネリストで参加された大村さんのブログです。

 

普段話している会社や社会的な動向の話は封印し、

ミドルシニアの複業チャレンジ事例として、

松村のことを赤裸々に語りました。

 

これ、メッチャ恥ずかしかったですが、

公明正大を旨としておりますので、

自分の小ささをありのままに、お話ししました。

(少し盛ったかも)

 

お話しして思うのは、

自分は相当恵まれてるな、

ということです。

 

皆さんが直面する第一関門は、

会社が副業禁止していることだったりします。

そこがサイボウズは副業容認ですので、苦労はなかったです。

企業側が、複業制度導入だけでなく

複業をよしとする風土に変えていけるよう、

働きかけていく必要を感じます。

 

 

~おまけ

大村さんより、

個人事業主登録すると失業保険給付が出ない」

と教えてもらいました。

退職前に廃業届を出せば問題は無いようですが、

この辺もきちんと勉強しておかねばならないな、と反省。

法制度も変わっていく必要がありそうです。

 

ヒキダシさんのイベント後に関係者でパチリ

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副業・複業元年になるか! な

安倍首相の施政方針演説で一番目に挙げられている働き方改革ですが、

副業/複業も働き方改革の一つです。

 

今年は、経団連も副業を容認するなど、複業が当たり前の社会に

大きく変わる年になりそうです。

 

昨年11月厚生労働省の「柔軟な働き方に関する検討会」で

サイボウズでの複業制度」をプレゼンしましたが。

その「柔軟な働き方に関する検討会」が報告書をまとめました。

 

サイボウズ事例がどれだけ影響しているかわかりませんが、

個人的には、

「労働時間通算の在り方を見直すべき」とあるのは、

きっと自分の発言が影響したのかな、と勝手に思ってます

 

報告書で、副業ポイントになりそうなところは、

・原則禁止から、原則認める方向とすることが適当であるとしていること。

 合わせてモデル就業規則の規定を、

 原則禁止から届け出等により可能と変更案を出している

・健康及び労働時間管理については、

 社会の変化(これはITの進化等)を受けて見直すべきとしていること。

 ただし、複数の雇用契約締結者の労働時間については通算すると

 法定されていると釘を刺している。

 

労災保険雇用保険社会保険についても要検討事項としていること。

でしょうか。

 

当報告書には、副業だけでなくテレワークについても触れてますが、

通勤時間での業務認定条件など、一歩踏み込んだ内容になっているように思います。

 

この報告書を受けて、厚労省が、現行法令やモデル就業規則など見直すことになっているので、

どれくらい反映されるのか、今から楽しみです。

首相の施策方針演説でも触れられているので、

大胆な改訂が出てくるといいのですが。

 

唯一の心配は、

厚労省の皆様が、副業もテレワークもやってないこと(多分)。

なので、実用的なものがでてこないということでしょうか。

 

~おまけ

http://fukugyonikki.hatenablog.com/entry/2017/07/07/063110

 以前、ブログに書いた選挙の投票所での立会人のバイトですが、

 この収入は、給与なんだそうです(支払調書にしっかり書いてました)。

 ちなみに支払者は、自治体の首長です。

 1日自治体職員になった気分でした。

社会的弱者は一方的に支援を受ける人なのか?

本年もよろしくお願いいたします。

 

今年も、チームワークあふれる社会を創るべく、まい進していきます。

 

特に積極的に関わろうとしている福祉分野は、

高齢化時代、全員が関わる世界ですし、

社会の中でも、先んじて

労働力不足が顕在化している業界でもあります。

 

今後は更に人手不足が進みますが、

どのような対策が考えられるのでしょうか。

 

複業が当たり前の業界になっていくものと思います。

 

例えば高齢者福祉の世界では、

軽度な要介護者が、重度の要介護者の世話をするような取り組みが

始まっているようです。

 

従来のような福祉職スタッフだけで、社会から隔離して世話をする

という世界では、もうなくなってきています。

 

今後は、いろんな立場の人が、本業をもちながら、

複業という形で(これだけで生活費を稼ぐには厳しい)

高齢者福祉に携わっていかないと、

福祉サービスを提供、幸せな要介護者を生み出せないと思います。

 

障がい者福祉、児童福祉、生活困窮者福祉、父/母子家庭支援など

他の福祉分野でも、この方向に行かざるをえなくなります。

 

福祉の世界は、

別世界でもなんでもなく、一般社会なんですが、

インクルージョンな(共生する)社会を目指しています。

多分。

 

それは

社会的弱者が、一方的に支援を受ける立場ではなく

個々人の特性に応じて役割分担して、

全員が幸せに過ごせる社会を成り立たせることだと理解しています。

 

そのためには、

得意なスキルや役割を細切れで社会に提供する仕組みが必要で、

それは複業が当たり前の社会の仕組みなんだろうと思います。

 

さて、

チームには、共通の目的とメンバー毎の役割分担があるのですが、

社会的弱者の役割ってなんでしょう。

 

チームを作り、人との関わりを作ること

ではないかと思います。

社会的弱者のAさんがいるから、チームが作られます。

そこにサービスのニーズが生まれていますし、

社会的な人間関係が生まれています。

 

そのチームの共通の目的はというと。

これまでは、

Aさんが幸せに人生を過ごすことと思っていたのですが、

最近は、

Aさんが作ったチームメンバー(AさんとAさんに関わる人)

全員が、社会的な人間関係の中で、幸せになること

ではないかと、思っております。

 

WHOの“健康“の定義でも、身体的、精神的健康と、豊かな人間関係です。

 

また、

Aさんは、他のチームのメンバーとしても関われると思います。

足腰が弱っても、手だけでできる仕事(役割)があるでしょうし、

手が動かなくなったら口だけでできる仕事(役割)があります。

 

複数のチームが、関係しながら、チームワークを発揮して

メンバー全員が幸せになる社会が理想です。

まだまだ、一般論ですが、実践していきたいと思います。

 

~おまけ

支援と役割分担って相いれない気がします。

支援者が一方的に支援するのでは、継続しないですよね。

もちろん仕事にされている方はお金を対価にもらえますが、

お金以外に支援者が受け取っている価値が大きいと思います。

社会的な人間関係や自己実現感なのか何なのか。

共生社会は、ともに生きる(与え与えられている)ということなので。

今後、この辺を深掘っていきたいです。

ICT時代のノウハウはマニュアルではない

松村の複業の目的の一つは、

本業のサイボウズではリーチしにくい福祉業界を

複業活動によりチームワークあふれる社会にする

です。

 

現在、福祉事業所2か所の経営コンサルをしているのですが、

先日、その一つ、久留米の事業所Taka. Co.に行ってきました。

そこで、うれしいことがありました

 

2016年9月からコンサル契約いただき、

サイボウズLiveという無料のグループウェアを使ってやりとりしていますが、

やっと今年の9月ぐらいから全常勤スタッフが使い始めました。

 

以前の業務コミュニケーションは直接の会話と電話のみでした。

日々の業務を回すのに精いっぱい。

電話での伝言が伝わらなかったミスも多々あったようです。

 

今年9月に、「全員でサイボウズLiveを使おう」となり、

まずは、各事業の日次報告(利用者数と気づき)と会議の報告から

スタートしました。

殆どのメンバーは見るだけ。

一部の人が「いいね」をつけてくれてます。

  ↑↑↑

今ここです。

 

これだけでも、風通しが一気によくなったと感じます。

横で見てて安心しますし、不安なら質問します。

 

これまでは利用者数も見えない、何が起きているかもわからず、

修復できないくらい悪化して、初めて表にでてくる状況でした。

 

さて、夢が膨らみます。

 

この後、

サイボウズLive上でコミュニケーションができるようになるんでしょうね。

そこで気づきがノウハウに変わっていくんでしょう。

 

その先には、データをためていくんでしょうね。

サイボウズLiveではなくkintone(キントーン)で。

 

データが溜まってくると、データを活用していくんでしょうね。

そうなると、生産性は勝手に向上していきます。

 

よく、マニュアルがノウハウだ、ということを聞きますが、

これは紙時代の話であって、

ICT時代では、定型・非定型の蓄積データだと思います。

それらが簡単に検索できることでノウハウになると思います。

このノウハウは、データが溜まるとともに、日々、進化し続けます

 

福祉の世界では、最後は一人一人の個別事情に対応するため、

従来の紙マニュアルが活用できる範囲は限られていました。

 

福祉業界のチームワーク/業務改善に

キントーンは必須だと実感しました!

 

妄想終了。たぶん現実になる。

 

~おまけ(宣伝)

世間の会社ではグループウェアなどICTを使っており、

当たり前の世界なのですが、

福祉業界は違います。

どう使えるようにしていくか、経営者の腕の見せ所ですよ。

ご相談は松村まで!

複業は、ミドルシニア(中高年)の救世主かも? (2)

 

本当、いろいろあります。ありました。

 

さて、

前回は、会社勤めのミドルシニアの一定層が、副業禁止の中、

・活躍の場が用意されずに「社内有休労働力」状態になってしまっている

・労働力不足が顕在化するなか、社会的にシェアされることが有効

・社会的シェアとは、複業のことでは。

・でも会社も当事者は、一つの会社で定年まで勤めるべきと信じている

ということを書きました。

 

人口ピラミッドをつくづく眺めると、

団塊ジュニアがこの層に差し掛かってるんですよね。

急がねば。

 

ミドルシニア労働力の社会的シェア(複業)を進めるにはどうしたらよいのか。

労使双方の意識/風土を変えるのが最初かな、と思います。

 

では、何があると変わるのか?

 

まずは労働者側から。

自分のケースで考えてみると、

真剣に振り返ってみる機会が必要です。

つまり、強制的にでも、現実に向かいあうこと。

・現実の見える化 ←これは結構多くの会社でやってると思います。

          俗にいう?第2の人生研修やたそがれ研修というもの

・自分探し ←今の仕事は横に置いておいて、何をしたいのか、

       何をしたら楽しいのか

・選択肢の見える化 ←モデルケースをいくつか

           当然、趣味三昧で生きていくケースもあり。

でしょうか。

 

会社側の風土を変えるのか何か?

複業解禁の流れがちょっとづつ出てきているので、

変わりだしているのかもしれません。

 

最近メガバンクがリストラを発表していますが、

退職者に関する企業の社会的責任をもっと取り上げたらどうでしょう。

 

単に企業内の最適化ではなく、社会の最適化が企業にもメリットがある、

という形に社会風土が変わる必要があると思います。

 

第2の人生を考えた場合、

いきなり放り出されるのではなく、

本業を抱えながらリスクを限定して

いろいろチャレンジでき、

うまく次の人生にシフトしていけるような

複業が当たり前の世の中に

なってほしいもんです。

 

定年が伸びそうだとは言え、

高齢化社会は、人生100年時代。

それにあった社会に変わっていかないと、

幸福度がますます下がっていっちゃいますよね

(世界幸福度報告書2017年51位)。

 

おまけ

 以前、高校の時に作家になりたかったけど、先生に諭されたことを

 書きましたけど、ブログも大変だと実感中。

 このブログももう少しいろいろ書きたかったけどわすれちゃったし。。。汗)

 このブログを読んでいただいている皆様に感謝です。

複業は、ミドルシニア(中高年)の救世主かも? (1)

先日、

中高年」ではなく「ミドルシニア」という言葉のほうが抵抗感が少ないよ、

と教えていただきました。

 

でも、周りをみると、複業に興味をもってたり、チャレンジされてる方って、

若手が多いんですよね。せいぜい40代前半。

 まあ、中には

サイボウズ中村龍太(自分の複業の師匠)のような

スーパーミドルもいますが。

 

さて、

以前、

労働力不足が加速している中、

複業の社会的意義は、「社内有休労働力」の社会シェアリングを果たすこと

と書きました。

ちなみに、

「社内有休労働力」は松村の造語ですが、意味はご理解いただけると思います。

 

一方、日本社会を見渡すと、労働力を持て余しているのは、

役職定年後の人だったり、出世競争(ふ、古い…)後の万年〇長だったり、

ポストが空かず〇長代理だったりすると思います。

一般的な企業の平均年齢も50才前後ではないでしょうか。

 

しかし

「ポストがない」って、

会社の事業に対して、明らかに人が余っているということでは。

 

会社は、リストラするか、成長分野に投資していくかしないと、

労働生産性が悪化するだけですよね。

おっ、何かつながってきた。

 

複業って、今の会社にいながら、

いろんな仕事にチャレンジできることだし、

それがうまくいったら、本人は収入が増えるし、

いざ、定年を迎えても、ぬれ落ち葉にならずすむし。

会社は、その分、給料を出さずに済むし、

スムーズに退社してもらえそうだし、

会社にも、従業員にもいい仕組みだと思うんですよね。

 

で、大企業の人事の方にその話をすると、

「人事的な観点からは確かにそうですけど、

ミドルシニアからしてみると、

今までどおりぶら下がっていたほうが楽なんで、

複業なんて興味も持たないんですよ」

という反応です。

 

ではこのような状況をどう整理していったらよいのでしょう。

次回は、そこを掘り下げていきたいと思います。

 

~おまけ~

前回ブログでは、Webページが素人でも簡単に作れるようになったよ、

というお話でしたが、いろんなサービスがあるようです(自分の勝手なイメージ)。

 

ぺらいち ← 今回松村が使ったサービス、情報量が多くなくても大丈夫

JIMDO ← ぺらいちより多くの情報を整理できるが、その分手間がかかる

qloba ← 複数人で編集できる、イベント募集なんかも。

本格稼働したらこっちかな。

 

それぞれ特徴があるので、目的に合わせて使うと良いみたいです。

~個人事業主でハードルが高いのは…

バーチャルな冒険に忙しく、

約2か月ぶりのブログ更新になってしまいました。

スミマセン。m(__)m

 

さて、この2か月は、これまでにも増して、

働き方改革、複業、テレワークという言葉が

メディアをにぎわせております。

 

やっと、少子高齢化による労働力不足が、

いろんな立場の人に

見えてきたのかと、

「ほっ」とします。

 

中でも複業は、

社会全体での労働力シェアリング

「現在の会社員ができる」労働力不足対策として

効果は大きいと思います。

 

ただ、実際にチャレンジしてみると、いろんなハードルがあり、

多くの人が普通にできるようになるには、

まだまだ、いろんなサービスや制度が必要だと感じております。

 

例えば、個人事業主など起業した場合。

いきなり、商売の全役割を担わねばなりません。

マーケティング活動、営業活動、契約書、見積書、請求書作成、

会計処理、回収処理まで。

もちろん本業(ものを作る、サービスする)も特に重要ですが、

それ以外もやらないと進みません。

人を雇ったり、委託するお金もなし、スキルもなし、

となったらお手上げです。

ここをサポートするサービスがあったら嬉しいな。

雇われている会社がサポートしてもよいかも。

 

自分が苦労したのはマーケティング活動です。

売上がない中、お金をかけられませんので、

FBと本ブログを使いました。

 

Webページ(HP)も考えたんですが、

これが、ソフトを買うか、外部に委託するか、

お金がかかっちゃいますし、

何より、継続して脆弱性対応問題が付きまとうので

素人にはちょっと手を出せませんでした。

 

ただ、FBだと、伝えられる先が、知人だけですし、広がりに限界があります。

不特定多数に届く可能性があるツイッターは、

更新することができず、あきらめました。

 

ブログが自分の考えを整理、公開できる点は素晴らしいですが、

なにせ、PVが伸びない(これは内容による部分が大きいか)。

 

そうしていると、

先日、無料で簡単にできるHP開設サービスを発見

 

株式会社ペライチという会社が提供しており、

1ページまで無料だそうです。

 

恐る恐る、昨晩手を出してみたところ。

1時間もかからずに、

ちゃちゃっと

こんなのできちゃいました!

peraichi.com

すごい、ITの進化を実感!!

これは、便利。

個人事業主なので、そんなに凝った内容は無いし、できない。

できたら、自分で作っているわい。

 

SEO対策とか、いろいろ考えなきゃいけないけど、

自分のWebページができたど!!!

 

~おまけ

勤めているサイボウズでも、11月8日9日に、サイボウズDaysを幕張メッセ

開催します。

「壁を越える」をテーマに、

いろんなハードルを越えていくヒント満載ですので、

ご興味ある方は、以下よりお申込みください。

cybozuconf.com

 

個人的には、ゲスト(叶姉妹キングコング西野さん)への期待大です。

楽しいことが大切だ

実は、山形県の高畠熱中小学校という社会人学校の先生もしております。

本業(サイボウズ)のお仕事です。

 

その昔、

水谷豊さん主演の「熱中時代」という学園物TVドラマがありましたが、

そのロケ地になった小学校が廃校になり、

昨今の地方創生ブームに乗って社会人向けの週末学校として

復活しました。

 

先日、そこで、「複業は、働き方改革の一つですよー」という授業をしてきました。

授業はそれなりによかったのですが、

それにも増して面白かったのが、懇親会です。

 

これが、皆さん、チームワークばっちりで、めちゃくちゃ楽しそうなんですよ。

楽しいチームワークを見ると、こちらも幸せになります。

 

過去の卒業生が手作りしたピザ窯で、粉から作ったビザを焼き、

トッピングする野菜は、

これまた課外授業でつくった畑からのとれたての野菜たち。

ハムやチーズも地元産。

 

こ、これは、マンガ「銀の匙」の世界では。。。。

めちゃウマでした!

 

楽しいといえば、

サイボウズが創立20周年で公開した働き方改革アニメ

結構な数の人に視聴いただいておりますが、

メッセージは、

「働き方改革、楽しくないのはなぜだろう」

 

まだご覧になってない方は、こちらからどうぞ。

 

しかし、なんで楽しくないんでしょうね。

みんなで一緒に同じことをするからでしょうか。

個人個人で状況や指向が違うのに。

 

自らの状況に一番合った形で働けない(選べない)ことが

非効率な感じがします。

 

話は変わりますが、

WHO(世界保健機関)は、「健康」を定義しています。

「病気や弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、

そして社会的にも、すべてが満たされた状態」なんだそうです。

 

自分に合った、生活(ワークとライフ)だけでなく、

社会的なつながりを選べることが、健康な人達を作る社会なんでしょうね。

複業もそのためのツールかと思います。

 

複業も楽しまないとね。

そのために、働く時間や場所などを選べる環境を作っていきますか。

 

~おまけ

熱中小学校の皆さんすごいエネルギーでした。

更別村高岡市会津若松市八丈町、上板町、小林市、東京分校など

兄弟校が次々にできています。

8月23日(水) テレビ東京「ゆうがたサテライト」にて特集されるそうです。

もしかしたら、ちらり映ってるかも。

 

働き方改革と複業と副業

最近の「働き方改革」ブームはすごいですねえ。

それぞれが働き方を見直す機会になればいいな、と思います。

 

でも、心配していることがあります。

 

「働き方改革」=「残業削減」

と、思われている人が多いのでは、というものです。

 

そもそも、なぜ働き方改革なんでしょう?

 

背景には、少子高齢化時代を迎え、労働人口不足があります。

毎年数十万人規模で人口が加速度的に減少していきます。

 

出生率が回復し、

その子達が青年に達するまでの20年間以上を

社会全体で、必要な労働力を確保しないと、

社会を維持できなくなるでしょう。

 

なので、

社会全体の労働生産量の極大化

=「働き方改革」

だと思います。

 

それは、社会的な

「生産性向上」「労働力の掘り起し」かと。

 

今までは、個々の会社と社会は別物だと思われますが、

過度に非効率な労働生産性の会社は、

社会に悪影響を与える存在になります。

 

会社を越えた連携(サイボウズではチームと捉えている)が

生産性向上につながります。

 

次に、会社からみると、

優秀な労働力を獲得するコストが高まり、

労働コストが高騰していきます。

そのため、生産性を高めると同時に、

優秀な人間が働きたいと思う職場にしないと生き残れません。

 

最後に働く人の立場で考えると。

今までは、所与の条件だと思われた会社の制度も

ICTの進化で柔軟に設計できるようになってきました

 

例えば、オフィスの外での仕事です。

旅行先で、どうしても外せない会議にWebから参加したり、

子供が生まれたら、時短勤務したり、などなど、

ライフ(ステージ)に合わせた働き方ができれば、

自分や家族の幸福感も増します。

Quality of Life/Workの向上!

 

結果、出生率の上昇にも貢献すると思います。

 

これらは、複業にも絡みます

1つの社内で使いきれない労働力を

複数会社でシェアすることが

社会全体での労働力の効率運用を生むでしょう。

また、1社だけでは一部しか実現できなかったことが、

複数の働き方で、より自己実現に近づくでしょう

 

一方、副業は、

これまで対象だった仕事の太宗が、機械やICTに置き換えられ、

残りは、その仕事、業界を理解する、複業の入り口になるのでは、

と思います。

 

社会/会社の制度風土が柔軟性をもって、

多様な人たちに、

多くの選択肢を提供できるようになると

いいなあ。

 

~おまけ

前回ブログの通り、週刊東洋経済に掲載いただきましたが、

自分が所属する社長室がしかける

地域クラウド交流会(通称“ちいクラ”)が

ダイヤモンド・オンラインに取り上げられました

人をつなげて地域にチームを作りまくる取り組みが評価されたのでしょう。

素直にうれしいです。

担当者の超人的な頑張りに感謝です。

ライフシフトと複業と副業

感無量。。。。

 

勤めているサイボウズは、

働き方改革の先駆者として、

いろんなことにチャレンジしております。

 

そんな中で、

「週刊 東洋経済」のライフシフト特集に取り上げたいと

お話をいただきました。

 

昭和型サラリーマンとしては、

東洋経済」といえば、経済紙の雄

感無量です。

 

ということで、

まだの方は、ぜひ、

7月18日発売の東洋経済をお買い求めください。

60ページに、

50歳を過ぎてライフシフトにチャレンジしている例として

松村が顔写真とともに載ってます。ルン♪

 

さて、取材を通して、何度も訊かれたのに、

うまく答えられなかったのが、

 

「松村にとって複業の理想はなんですか?」

 

という質問です。

 

一生懸命走っていると、それが当たり前になってしまい、

そもそも何のために走ってるんだっけ、という状態なっておりました。

 

記者さん、ご質問ありがとうございます。

 

今回、立ち止まって考えてみると。

「複業が目的ではない」

ということに改めて気づきました。

 

ライフシフト的には、

ポートフォリオ・ワーカーの代表として複業が

語られているようですが、

それ自体は目的ではない、と。

 

では、何が理想なのか。

 

正直、将来のための無形資産を作りたくてやっているわけではなく。

ただ、

自分が、今やりたいことを実行するのに、

本業だけでは足りず、

複業という選択肢があったから、できたんだ、

と思ってます。

 

なので、ライフシフト用語を無理やり使うと

アイデンティティ(自分の人生全体を貫く要素?)

の気づきと実現」

が、複業の理想なんだと思います。

 

複業をすることで、それを考えることができたと思います。

サイボウズだけに居たのでは、多分、考える機会がなかったでしょうね。

 

その場合、無意識的に

アイデンティティサイボウズでの仕事

としてしまうと思います。

 

一方、「副業」は、アイデンティティ実現というより、

生活のためのツールの位置づけに近いイメージです。

 

あ~、今、取材受けたい。

もう少しまともな回答ができたのに。

 

~おまけ

 仕事で、真冬のオーストラリアに行ってきました。

 移民が多くいる多様性社会で、働き方も100人100様です。

 と自慢されちゃいました。

 もっと、ゆっくり、探求しに行きたい。