会社から見た複業(1)
このトピックも何回も取り上げます。
サイボウズは、複業自由(但し、会社名を出すときは事前確認要)と
公言しております。
ある日、社長の青野から
「複業を認める会社側にもメリットが必要だよね」
とのコメントがありました。
原則、自由なのに会社メリットが必要なのか?!
ということでメリットとリスクの整理に着手してみました。
申し訳ないですが、途中です(ご意見募集中!)
サイボウズが複業を原則自由とした背景は、大きく二つあると思います。
・多様な社員なので、サイボウズの仕事しながら、他の活動をしたい人も多そう
イキイキ仕事してもらうためにも認めよう。
・労働人口減少時代において、定年まで1社が労働力を抱え込むのは社会的に非効率。
定年までの労働力を有効に使うこと、退職後にスムーズに社会活動できることが
社会的要件だから。
上記を踏まえ、
会社側のメリットは、以下のようなものがあると思います
社員)モチベーションアップ、視野が広がる、スキルアップ、人脈構築
視野、人脈、新スキルによるイノベーション
会社)ブランドアップ、宣伝、案件、売り上げ*
さすがに売り上げ寄与を期待するのは本業ではとは思います。
また、宣伝を期待するなら、
コンテンツがサイボウズということになるので、
本業になっちゃいますね。
コンテンツがサイボウズ = 本業 の定義が
間違っているような気がしてきました。
先方が、サイボウズに依頼したものでなければ複業でいいのでは?
もやもやします。 → こちらは別の機会に。
リスクは、
社員)本業の求心力が弱まります←が、これはメリットと表裏一体
労働時間が減ります ← 時間の使い方がうまくなったりするので一般論
会社)会社事業なのに社員が副業で行ってしまい、顧客とトラブル
会社売り上げの喪失(副業として売上)
リスクヘッジの方法としては、
1) 明確に境界線を引く
2) 社員との信頼関係を構築し、双方で話しながらケース毎に決めていく。
大企業であれば、1)、それ以外では2)なんでしょうかね。
1)は、結構難しいのではと思います。
まあ、勝手にバラ色の世界になるわけではないので、
会社側の度量と、日ごろ社員と信頼関係を構築しようとしているか、
によって、
複業のメリット・デメリットのバランスが変わると思われます。
また、悪意がある社員については、どのようなルールにしても被害を
こうむるので、入り口から防ぐしかないですね。
つづく ~複業の時間管理について
昨日、サイボウズ社内で、所属する社長室の活動報告を、
有志を対象に行いました。
もちろん、日本橋オフィスの社内Barにて。
中締め後も、小グループにわかれ、エンドレスのお話に突入しました。
ありがたいことです。
意外と、社内に活動内容が知られていないことがわかり、
もっとこういう機会を持たないとな、と感じた次第です。
まあ、社員600名の会社になると、そんなに、一人ひとりの
フォローを全員ができないですよね。
グループウェアだけでない、リアルな情報共有の必要性を感じた夜でした。