めざせ複業!日記

サイボウズに勤めながら福祉業界で副業する50代の日々(今はサイボウズを退職中)

働き方改革と複業と副業

最近の「働き方改革」ブームはすごいですねえ。

それぞれが働き方を見直す機会になればいいな、と思います。

 

でも、心配していることがあります。

 

「働き方改革」=「残業削減」

と、思われている人が多いのでは、というものです。

 

そもそも、なぜ働き方改革なんでしょう?

 

背景には、少子高齢化時代を迎え、労働人口不足があります。

毎年数十万人規模で人口が加速度的に減少していきます。

 

出生率が回復し、

その子達が青年に達するまでの20年間以上を

社会全体で、必要な労働力を確保しないと、

社会を維持できなくなるでしょう。

 

なので、

社会全体の労働生産量の極大化

=「働き方改革」

だと思います。

 

それは、社会的な

「生産性向上」「労働力の掘り起し」かと。

 

今までは、個々の会社と社会は別物だと思われますが、

過度に非効率な労働生産性の会社は、

社会に悪影響を与える存在になります。

 

会社を越えた連携(サイボウズではチームと捉えている)が

生産性向上につながります。

 

次に、会社からみると、

優秀な労働力を獲得するコストが高まり、

労働コストが高騰していきます。

そのため、生産性を高めると同時に、

優秀な人間が働きたいと思う職場にしないと生き残れません。

 

最後に働く人の立場で考えると。

今までは、所与の条件だと思われた会社の制度も

ICTの進化で柔軟に設計できるようになってきました

 

例えば、オフィスの外での仕事です。

旅行先で、どうしても外せない会議にWebから参加したり、

子供が生まれたら、時短勤務したり、などなど、

ライフ(ステージ)に合わせた働き方ができれば、

自分や家族の幸福感も増します。

Quality of Life/Workの向上!

 

結果、出生率の上昇にも貢献すると思います。

 

これらは、複業にも絡みます

1つの社内で使いきれない労働力を

複数会社でシェアすることが

社会全体での労働力の効率運用を生むでしょう。

また、1社だけでは一部しか実現できなかったことが、

複数の働き方で、より自己実現に近づくでしょう

 

一方、副業は、

これまで対象だった仕事の太宗が、機械やICTに置き換えられ、

残りは、その仕事、業界を理解する、複業の入り口になるのでは、

と思います。

 

社会/会社の制度風土が柔軟性をもって、

多様な人たちに、

多くの選択肢を提供できるようになると

いいなあ。

 

~おまけ

前回ブログの通り、週刊東洋経済に掲載いただきましたが、

自分が所属する社長室がしかける

地域クラウド交流会(通称“ちいクラ”)が

ダイヤモンド・オンラインに取り上げられました

人をつなげて地域にチームを作りまくる取り組みが評価されたのでしょう。

素直にうれしいです。

担当者の超人的な頑張りに感謝です。