そもそも、なぜ複業?
久しぶりの更新です。
ちょっと長いです。
「なんで”複業、複業”って言っているの?」
と訊かれたので、改めて整理を。
ちなみに、訊いてきたのは、4つの肩書を持つ複業家さん。
普通に複業してる人からみると、大げさなのかもしれません。
いやいや、
普通のサラリーマンが、複業を始めるのはいろいろと
大変ですよ。
自分が複業にチャレンジする理由は以下の3つ
- 自分のスキルを広げたい/サイボウズでやれないことをやりたい
- 自分の第2の人生の準備をしたい
- 複業に関しての制度面、運用面での問題を整理したい
ここでは、3.について説明します。
前職のメガバンクでは、50前後から
徐々に
片道切符で関係会社や親密な取引先へ
転籍していきます
また、役職定年制度がある会社もあります。
いずれも、複業禁止で、65歳(今後70歳までいくかも?)まで
会社(転籍先)に居続けます。
そして、定年後に仕事しようと思っても、
そこから自分探しと営業をスタートすることになり、
ブランクが生まれます。
また、身近にあるシルバー人材センターに登録しても、
高齢者宅の庭木の手入れやゴミ出しなど、
1件いくらの請負になります。
これがやりたいことなら問題はありません。
日本社会全体を見てみると。
“少子高齢化“は、昨年からマスメディアをにぎわせてますが、
その現象の一つに労働人口の急減があります。
東京にいると感じにくいですが、
地方都市にいくと、
社会が確実に縮小していることを肌で感じます。
労働人口減少に対応するためには、質と量両方の対策が必要です。
“複業“は、企業内で死蔵している労働力の有効活用であり、
量的対策の一つです。
社内で使えない労働量に対し社会で有効利用するものです。
これまで書いてきた通り、
翌日から複業がいきなりスタートできるわけありません。
個人の努力、
本業側企業及び複業側企業の制度と運用が
必要です。
また、仮に一人の労働力を10とした場合、
本業8+複業2 が理想ではなく、
複業あたりまえの社会を創ることで、
8+2ではなく、
9+3の労働力を生み出すことが理想です。
残念ながら、今は、
労働力10の人が、
実際に生み出す労働量は、
中年以降、9,8,7と減っていき、
役職定年後は5位になっているのではないでしょうか。
労働力問題だけでなく、
個人の幸せについて考えても、
複業が当たり前の社会になってほしいと思い、
そのための問題整理と提起をしていきたいと思います。
つづく 次回テーマ「いよいよ複業か!?」
前回書いた東海道五十三次編、静岡県島田宿から見附宿(磐田)まで1日かけて歩いてきました。
旧東海道を通るため、結構のどかな景色が続きます。
途中、日坂宿で集落上げてイベントをやっていました。
各戸毎に意匠を凝らした展示で、広場には休憩所テントが設置されてました。
平日の9時頃だったせいかもしれませんが、
その集落を通過する間に出会ったのは、
休憩所テントにおひとり、とお客さんらしきおじさんの二人です。
地方は厳しいです。